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株式会社イサオファクトリー
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第5回目情報:(更新日2006/12/20)

勘の正体は「経験の蓄積」


 日経新聞の朝刊スポーツ欄に連載されている豊田泰光氏の「チェンジアップ」という記事にはいつも共感させられる。野球人の豊田氏の文章は、明快で爽快で愉快である。
さて、今月13日の記事タイトルが上記。
記事は以下です。
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九州で中学や高校の野球関係者と会食したとき、ある学校の校長が「豊田さん、勘とは何ですか」と聞いてきた。これこそ我が終生のテーマで、待ってましたとばかりに「勘」とは経験の集積ですかね」と答えた。
 校長先生は「豊田さん、やっとわかりました」と手を取り、涙を流さんばかりに喜んだ。
経験の集積とはつまり、長年様々な事例にあたって意識の底にたまったデータが事に当たって力を発揮する、それが勘の正体、ということだ。(以下略)
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全くもって同感である。私もほぼ同様のことを研修場面でお伝えしている。
「カン」には二つあると思う。
第六感の「感」と経験があるから働く「勘」の二つ。辞書レベルでは混同して使われているようだが私は分けて定義している。
「感」の方は、理屈抜きの世界だからなんとも説明がつかないのだが、「勘」の方は、ある世界に精通して専門「知識」「経験」を豊富に持ち、それらをある程度自分のものにしているレベル(自分なりの表現ができるレベル)で発揮されるものだと思う。

ビジネスの世界では定量データを分析して答えを出したり、先を推測することはある。しかし、それのみでは限界があるし面白くないと思う。
理由は3つ。
1つには、過去から現在までのデータはあくまでも「今」までのデータで、データを分析しようとした瞬間にそれはすでに「過去」の話しであり、完全には未来を反映できえない。
2つには、定量データは、歪む。アパレルメーカーに勤務していた時に感じたことだが、売れ筋の品番が売り切れたときにプロの販売員たちは営業にもっとその品番を納品してと懇願する。しかし、無いときは無い。すると、プロ販売員たちは店頭にある在庫を売ってしまうのである。「売れる」のではなく「意図的に売ってしまう」のである。それがプロでもある。すると現場に行かずにPOSデータだけしか見ていない商品企画者や営業のTOPは新しい品番が売れ始めたと錯覚する。売れ筋の在庫が豊富にあれば売れ方はそのデータと全く違ったものになったはずなのだが・・・。
3つには、定量データの解析に基づく戦術・戦略策定はどこでもやっている。ゆえにマーケティングの策が画一になりがちである。これでは、各社皆同じものづくりやサービスの提供になってしまう。

ビジネスの勝ち組になるには、定量データのみならず現場感覚で「定性データ」にも眼を向け、鋭い観察から導き出した「勘」が必要である。

ただ、この「勘」もその世界に精通しているから働くのであって偶然ひらめくとは思えない。
第1回に書いたが、情報という言葉を和英辞典で引くと7つ出てくる。
news observation tip fax data information intelligence
情報の加工度合いで捉えると特に3つの単語で、
データ→インフォメーション→インテリジェンスと質が高まる。
定量・定性情報問わずデータを集めるだけでなくいかに編集してインフォメーションレベルにし、さらにそこから意味を見出して初めて価値のある情報といえるだろう。

最近、改めて川喜田二郎先生の「KJ法」の有効性を実感している。
「データが語りかけてくる」データの心の声に耳を傾けてその「志」を汲み取れる者がビジネスでいい仕事をするのかもしれない・・・。

今回は、ビジネスの肝として次のことをご案内いたします。
「勘を働かせるためにも経験の蓄積をしよう!」
「ビジネスの答え(ヒント)は現場にある!」
「データの声を聴けるものが時代を先んじる!」
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