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株式会社イサオファクトリー
教育・コンサルティング研修担当者の皆さまへ(お役立ち情報)>第1回目情報
各組織の研修ご担当の皆さまへ、研修の企画・設計・運営などでお役に立ちそうな研修現場からの情報を逐一、発信して参ります。

第1回目情報:(更新日2004/01/19)

今回は、「研修プログラムは教育目標を明確に!」です。

できれば一度に大勢の受講者で研修実施できれば…と、教育担当の皆さまはお考えだと思います。このご時世、教育予算の問題・研修効率の問題などもありますし当然です。

その一方で教育効果のことも頭によぎります。
少ない受講者に対して、講師が集中して(一人当たりに意識を)研修を運営したほうが良いのかもしれません。ただ、そのような贅沢な研修も多くは開催できないのが実情でしょう。
では、どのように折り合いをつけるのかということになります。

ポイントは、その研修プログラムの教育目標が達成できるか否かが全てです。

教育目標とは、「インストラクターが決められた時間枠で受講者をどのようなレベルに誘うか」を表現したものです。ちなみに上位概念の教育目的は、「なぜ(何のために)その研修を行うのか」に対する答えです。ある特定の研修プログラムに対し、「何のために」と自問自答して、その答えが出てこない場合は、スクラップしてもよい研修プログラムと考えてよいでしょう。さて、教育目標に話をもどします。

教育目標は、「知識」「技能」「態度」の3Key wordsで捉えると良いでしょう。例えば、ある研修は、何かの情報を知るだけでよいとしましょう。社内のシステム変更に伴い、変更情報をいち早く知らせるような場合(これは、研修というより説明会かもしれませんが)です。この場合は、「知識」レベルで教育目標を設定できます。
「(受講者が)〜を知るレベルにする」というような表現です。

現実には、「知識」を得るだけでは不十分な場合が多く、「技能」とセットになって研修効果ありとされる場合が、ほとんどでしょう。この場合は、「(受講者が)〜を知る」だけでなく「(受講者が)〜ができるレベルにする」ことが求められます。例えば、問題解決の研修会でブレインストーミング法についての情報を知っても、実際に(職場など現場で)ブレインストーミング会議が運営できなければ意味がありません。
研修の中で各種演習(個人演習・グループによる演習・実習など)が盛り込まれるのも知るだけでなく、体験(やってみないと)してみないとスキルが身に付かないからです。この演習(受講者の皆さんがやってみる)が時間を制約したり、インストラクターの負荷を増大させたり(介入指導するなどで)するわけです。受講者の皆さんに定着していただきたいスキルレベルによっては、一度の研修人数にも限界があるのも、事実です。

ただし、研修プログラムの内容(とくに教育目標)によっては、運営の仕方次第(工夫で)で教育効果を損なわず研修を実施することもできます。

岩手県さまで「創造性開発」研修を年1開催実施させていただいています。最近、主流になっている自己選択(手挙げ式)研修で受講者の参画意識のとても高い、楽しみにしている研修のひとつです。例年三日間の通学だったのが、今年は二泊三日の宿泊研修となり研修時間後も議論がとても白熱し、非常に意味のある三日間でした。

参加者は、40名でした。
正直なところでは、少し多いのではという感じを持ちました。
有滝の経験則ですが、24名教室というのが好ましいように思っています。(これより少ないのはもちろんOKですが、研修費用との関係で現実性が厳しいでしょう)
なぜ、24名かということですが、議論・ブレインストーミングなどのグループ(班・チーム)学習がある前提ですと6名グループの4班がベストだと考えています。3班ですとグループ間の競争意識がやや高まりにくいようです。5班以上ですと、各班が発表するとなると時間がかかり過ぎる場合があります。そしてなんと言っても、インストラクターが各班学習に介入できません。*なぜ、1班6名なのかの考え方もあるのですが今回は割愛させてください

ただ、前述の研修プログラムの教育目標が達成できるならば、研修人数もあまり問題ありません。
岩手県さまの「創造性開発」研修の教育目標(インストラクターが制約時間にて受講者を誘う責任目標)は、「個(自分)の創造性を知り、自分の創造力をフル発揮できるようにさせる」でした。敢えて、政策課題形成や実務(現場)課題の解決などの応用レベルには踏み込んでいません。運営の仕方も各種個人ワーク・個人チェックを多く盛り込むも、必ずペア(隣の方)でやりとりして、その時のワークについて雑談していただきながら進めていきました。

ここで「雑談」としていますが、これは議論でなく雑談だから良いと考えています。
私の以前の職場の先輩に「は〜い、隣の人と五分間雑談〜」と研修運営の素敵な方がいらっしゃいました。私は、議論でなく雑談ということでよい意味での気楽さ・リラックスした雰囲気が醸し出されるのを感じました。それ以降、私も使わせていただいています。
各グループ演習もある程度、グループ内議論で完結できるものを設定いたしました。
これが、「政策課題形成」テーマの研修などであるとかなり個別グループ介入が必要とされ、40人という人数は厳しかったでしょう。

「教育のご担当の皆さま、研修プログラムを構築の際は、教育目標の設定をしっかりと!」でした。

第2回目情報は、「岩手県さまの講座での工夫〜参加者が多い研修で〜」の予定です。
次回更新予定は、2004年2月初旬ころです。
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