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株式会社イサオファクトリー
教育・コンサルティング研修担当者の皆さまへ(お役立ち情報)>第2回目情報
各組織の研修ご担当の皆さまへ、研修の企画・設計・運営などでお役に立ちそうな研修現場からの情報を逐一、発信して行きたいと考えております。


第2回目情報:(更新日2004/03/18)

今回は、「岩手県さまの講座での工夫〜参加者が多い研修で〜」です。

前回は、教育目標設定の意味をご案内させていただきました。それをうけて今回は、目標達成のための工夫あれこれをご案内させていただきます。

昨年末、岩手県さまの「創造性開発」研修を担当させていただきました。教育目標(インストラクターが制約時間にて受講者を誘う責任目標)は、「個(自分)の創造性を知り、自分の創造力をフル発揮できるようにさせる」でした。敢えて、政策課題形成や実務(現場)課題の解決などの応用レベルには踏み込んでいません。運営の仕方も各種個人ワーク・個人チェックを多く盛り込むも、必ずペア(隣の方)でやりとりして、その時のワークについて雑談していただきながら進めていきました。
各グループ演習もある程度、グループ内議論で完結できるものを設定いたしました。
これが、「政策課題形成」テーマの研修などであるとかなり個別グループ介入が必要とされ、40人という人数は厳しかったでしょう。

さて、この研修の際に担当の中里さんが1つの工夫をして下さいました。
教育用語で言うならば「親和動機付け」の工夫です。
平たく言えば「アイスブレーク」の仕掛けです。
県職員の研修会ですから多岐にわたってメンバーが集まっています。初対面の方がほとんどでしょう。開講時は(良くも悪くも)緊張感漂う状況です。この場の硬さをいかに早くほぐすかがその後の教育効果にも影響をします。以前は、「時間経過と共に自然にいいムードになるさ」と高を括っていました。ただ、限られた時間であるならば一刻も早く好ましい“学びの場”を形成した方が良いのは言うまでもないでしょう。
また、研修は議論もできる空間と捉えるならば、闊達に議論できる関係性を(受講者と講師・受講者同士)いかに作るかも思案のしどころです。
講師からの受講者に対する各種動機付け介入は、インストラクタースキルのコアスキルかもしれません。高度なスキルを要求される動機付けもありますが(詳細は、後日ご案内します)、「親和動機付け」介入は比較的手軽でかつ効果も大きい介入ではないでしょうか。
講師がオリエンテーションで自己紹介する・メンバー同士が自己紹介するなどもその例です。要は、親和感(仲良し感覚・融和感)をかもし出すことにより好ましい人間関係を構築し、そのできあがった関係を崩したくないがゆえに積極的にコミュニケーションできるようにする介入です。
岩手県さまでは、座席の席順を意図的に変えることを実施いたしました。
三日間同じ方が同じ席に座りっぱなしで隣の方もずっと一緒というのではなく、初日と二日目と違う席に座り、前列だった方が後列に(後列だった方は逆に前列に)座り、二日目は隣の方も違う方というようなパターンです。

*こちらの席次表見本参照してください

三日目は、グループ演習での議論が多いゆえにコミュニケーションは活発ですが、初日・二日目と座席をシャッフルして、いろいろな方がた(実際は、自分の隣や前後の方)と雑談(あえて議論ではなく)してコミュニケーションしていただくパターンです。

初日午前中から意見の言いやすい活発なムードが会場に充満したことをお伝えしておきます。ちょっとした工夫で、いち早くこのましい“場”が出来上がるのも事実です。研修担当者の皆さま、ぜひいろいろ工夫いたしましょう!

今回は、岩手県総務部人事課のご担当中里さまの工夫の紹介でした。

次回更新予定は、2004年4月初旬ころです。
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